LINDO API Version11

HOME > 製品 > LindoAPI

LINDO API
LINDO APIは、最適化計算機能をユーザアプリケーションに実装を可能にする組み込み型ライブラリです。

LINDO APIの概要
 

LindoAPIは、アプリケーション開発者が最適化計算機能を自身のアプリケーション内に容易に実装することを可能とします。
インターフェース仕様は公開されており、かつ豊富なドキュメンテーションとサンプルプログラムが、より迅速かつスムーズな開発プロセスを支援します。
なお、開発者用ライセンスの他、開発されたアプリケーションを使用する為のライセンスを設けております。詳しくは弊社窓口担当までお問合せ下さい。

対応する数理計画要素は:線形・非線形(凸型および非凸型/グローバル)、2次、2次制約、2次円錐、半正定値、確率的および整数に対応します。最新リリースのLINDO API Version 12.0では、多くの重要な機能拡張と新機能が追加・改良されています。

Exsample of LINDO API

LINDO APIの組込例

LINDO API 試用版の提供

米国LindoSystemsサイトより試用版のダウンロードが可能です。ダウンロード版は商用版のモデルサイズを制限しただけのものです。
試用版には、オンラインマニュアルに加えサンプルライブラリも付属します。LINDO APIを実際にアプリケーションに組み込んで頂き、組み込みの容易性と強力な最適化計算機能を体感頂けます。60日間、自由にその機能をお試しいただけます。
LINDO APIを試用する(別画面上で米国LINDO社サイトに移動します)。

LINDO APIの特徴

●最適化計算機能を容易に組み込み可能

LindoAPIは、アプリケーション開発者が最適化計算機能を自身のアプリケーション内に実装することを容易に可能とします。
ライブラリの各インターフェースは使い勝手と柔軟性を考慮した設計となっており、かつ豊富なドキュメンテーションとサンプルプログラムが、より迅速かつスムーズな開発プロセスを支援します。
なお、開発者用ライセンスの他、開発されたアプリケーションを使用する為のライセンスを設けております。詳しくは弊社窓口担当までお問合せ下さい。
 

●強力な最適化計算機能

LINGOは、線形、非線形(凸面及び凹面/大域最適解)、二次問題、2次制約と整数最適化等に対応する高速な最適化計算機能を提供します。各最適化計算機能では信頼性と高速性を最大に生かす拡張機能も利用可能です。
 

●確率計画法への対応

LindoAPIは、不確実性を最適化モデルに組込可能とする確率計画法に対応し、ユーザプログラムへの同機能の組み込みを可能としました。
 

●MATLABインターフェース

LINDO APIはMATLABの呼び出し関数として利用可能です。MATLABのモデリングおよびプログラミング環境からLINDO APIの機能により最適化計算を行う事が可能です。
 

64Bit環境に対応

LINDO APIはWindowsの64Bit版に対応します。64Bit環境ではWindowsの記憶容量が大幅に拡張される為、極めて大きなモデルの構築及び最適化計算が可能です。最適化計算の処理速度面でも32Bit環境より有利となります。
 

●充実したドキュメンテーションとヘルプ

LINDO APIは、利用者の方が必要とするツールの全てを提供します。
LINDO APIユーザーマニュアルは電子版として製品と同時に提供されます。印刷・製本されたマニュアルも提供可能です(英文)。
 

豊富なサンプルライブラリ

LINDO APIには、豊富なサンプルが付属しています。様々な開発言語毎に実際にコンパイル&実行可能なソースが提供されます。ソフトウェア開発者はこれらサンプルのソースをベースに自身のプログラム内にどの様にLINDO APIによる最適化計算機能を実装するかを容易に習得する事ができます。

LINDO API Version11の改良点

様々な性能改善対策と新機能追加が行われています。
 

Simplexソルバーによる線形モデルの性能改善

Simplexソルバーの改良により線形モデルの処理性能が向上しました。大型モデルの場合従来の単純Simplexソルバーに比べ約18%、従来のDual Simplexソルバーに比べ約15%の性能向上です。
 

大規模二次モデルの高速化

大規模二次モデルの処理性能を向上しました。
例えば、1000×1000の大型二次計画モデルにおいて大幅に処理時間を短縮しました。
 

不連続関数を使用したモデルの処理性能向上

ALLDIFF関数およびMOD(x,k)、INT(x)、ROUND(x)などの不連続関数を利用するモデルの処理時間を短縮しました。
 

マルチコアCPUを利用した複数ソルバの同時実行サポート

線形モデル計算時に、複数のCPU(マルチコア・マルチスレッド)上で異なるソルバによる計算の同時実行を可能としました。
これにより、モデルに適したソルバ(Primal, Dual, Barrier Solver)が予測困難な場合において、単純かつ結果的に最適なソルバにより計算結果を得る事が可能となります。
 

マルチスタート非線形ソルバにおける目標値設定のサポート

非線形モデルにおいて、目的関数の目標値を設定可能としました。
マルチスタート時において、いずれかのスレッドが目標値に達した時点で処理を終了します(全てのスレッドが停止します)。
 

新しいエンジニアリング設計関数のサポート

エンジニアリング設計において有用な関数を追加しました。WBSIGNPOWER, WBLMTD, WBELMTD。
これらは、非線形ネットワークモデルや交換モデルに際して有用です。
 

サポート・お問い合わせ

LINDO社の製品を利用頂く際、対象のモデルによってはオプションを必要とする場合があります。本体・オプションの機能概要は以下の通りです。

本体(Base System):

  • 基本システムです。線形計画法と二次計画法 及び 整数計画法に対応します。
  • PrimalおよびDual Simplexアルゴリズムを含みます。

Barrierオプション:

  • 大規模線形計画法に対応します。
  • 基本システムのSimplex法に比べ、より高速に解を得ることが可能です。大規模な線形計画法モデルを扱う場合有用なオプションです。
    • (「内点法」がAT&T社の数学特許となっている為、この名前を使用しています)。

非線形オプション(Nonlinear):

  • 非線形計画法モデルの局所最適解を求めます。
  • 連続線形計画法(SLP)および一般化勾配法(GRG)に対応します。
  • 非線形モデルを疑似的に線形化し最適解を求める機能を含みます。これにより一部の非線形モデルの最適化計算時間を劇的に改善可能です。

大域最適化オプション(Global):

  • 非線形オプションでは、局所最適解を得ることができますが、非線形モデルにおける最大値/最小値ではありません。複数存在する局所最適解では無く、最大値/最小値を得る為のオプションです。
  • MultiStartソルバと大域最適化ソルバを含みます。
  • 大域最適化オプションの使用には、非線形オプションが必須です。

確率計画オプション(Stochastic):

  • 不確定要素を含む 線形、非線形および整数モデルを多段階の確率計画法的プログラミングを介し最適化計算を行います。
  • 新しい分野ですので、サンプルモデルやマニュアルの該当部の説明を参考にしてください。

Conicオプション:

  • 全ての変数が連続変数である二次円錐モデルに対応します。
  • Conicオプションの使用には、Barrierオプションが必須です。

 

サポート・お問い合わせ

購入に先立つご質問、試用時におけるご質問等Lindo Japanではサポート契約の無い利用者様へのご質問にも対応をさせて頂いております。
また、モデル構築・最適化計算において疑問・問題が発生した場合、サポート契約の有無に関わらず対象のモデルをお送りください。可能な限りアドバイスをさせて頂きます。
 

ご不明な点・ご質問・サポート依頼は
sales@lindo.jp 宛てMailにてお申し付けください。